日課になった孫の子守

 私の父が自転車に孫を乗せて子守をしてくれてました。姉の子供、私の子供、みんな父の自転車にお世話になっています。その父も亡くなって今年で16年が経ちました。父と同じように自転車に孫を乗せるのが私の小さな夢でした。自転車のハンドルにかける椅子を探しにホームセンターに行きました。あるんですねー。あったんです。まだ売ってるんだ。
さっそく自転車に取り付けました。

 

                    

 

 

 今のはハイカラさんになって、私の子供達が座っていた鉄にベニヤ板のイメージとはだいぶ違ってました。
なんとなく父が孫を乗せてニコニコしてたときの実感がわいてきます。
コースはお決まりの河川敷きコース。清流桂川に沿って自転車を走らせます。訳の分からない歌を歌いながら。
日ごろ仕事の車で通る景色も自転車でゆっくり見れば新鮮に見えますね。
途中寄るのが家から近い氏神様、通称若宮さま。節目節目何事かあるときにはお参りさせていただきます。今は見ごろからは少し遅くなりましたがまだ紫陽花がきれいです。

 

 

                    

 

 初樹もおかげさまで1歳と7ヶ月になりました。ひょうきんでとっても愛嬌があります。見るもの全てが興味津々。

 

                      

 

 

                    

 

 

                      

 

 

                    
        

若宮さまの参道途中太鼓橋のところに天の邪鬼がいます。小さいときから父から聞かされたアマンジャクです。

 

 

                    

        

 

                       

 

 

邪心を持たず、素直に、優しい心、自然を愛し感謝する心、こんな気持ちを持ってほしいと願いを込めてアマノジャクは生まれました、と書き記してあります。子供のころ父からは、いじめたりうそをつきよったき、こらしめで重てえ石を神様がアマンジャクの背中に背負わせたんじゃ。あげならんようにせんとつまらんよって、ここに来るたびに言われました。アマノジャクを見て小さいときはほんとに怖かったですね。かわいそうとも思ったものです。

 

 
 

                      

 

   

                  

 

 

                   

 

         

 

                      

 

 

 

                  

 

 

若宮様に来るとほっと落ち着きますね。初樹がこのアマンジャクを見てどう感じるのか。まだわからないでしょうけど、いつか私に語りかけてくる日を楽しみにしています。
一人遊びできるようになるまでは、当分私と自転車に付き合ってもらうことになりそうです。

 

 

 

                   

    

 

 

                  

 

 

 

                      

 

          店の前に飾ってある紫陽花もあとわずか。熱い熱い夏がもうそこまできています。